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TF初代・実写、大帝×司令本命の音波と航空参謀に浮気中。
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05.15.07:29

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  • 05/15/07:29

11.23.02:23

Belle et la bête:3     


気が付けばカウンターが2000を越えていました…!!こんな辺境地に足を運んで頂き、誠に有難う御座います!!!
皆様の心を少しでも萌えさせられるよう日々精進してまいりますので、これからも暖かい眼差しを宜しくお願い致します…!!



前にどっかの記事で「トランスフォーマーになりたくてガソリンを飲み続けた少年」
という記事があって(中国かな・・)、こっそりと飲むことを数年続けていたらしく、親が気が付いたときにはもう手遅れで脳に障害が出ていたそうです・・恐い!

いや、TF好きなのは解るが体を傷つけてはイカンだろう、と。子供は純粋だ・・。



●今、脳内構想で音波×サンクラが…ジェットロンは売れ子アイドル組、CDならぬ音源は飛ぶように売れる。
だけど、昔からサンクラを知っている音波は面白くない。
自分の知らない所にいってしまったサンクラに対してわざと冷たくしちゃうの。もう自分のものじゃないって。

もしくはジェットロンの護衛にあたってていつの間にかサンクラに惚れちゃってる音波とか!
音波×売れっ子サンクラが書きたいんDA!
ジェッツはCD出したら絶対売・れ・る!って、妄想しちゃう。

素敵な拍手を頂きました!ここでお返事させて頂きます!(反転)

→11/19    22:42様
素敵なお言葉、有難う御座います…!!!原作が神なので私はそれに乗っかっているだけですが、励ましのお言葉を頂けて有難い限りです!
こんな辺境地ですが、これからも暖かい眼差しで見守って頂けたらとおもいます!


続きを読むにBelle et la bête:3を上げます。
アルファートリンがご老体に鞭打って頑張ってます。涙!)




















「Belle et la bête:3」 



アルファートリンは出来たばかりのアークを船に積み込み隣町の大会まで急いでいたが、ここにきて道が解らなくなってしまった。



「はて・・どちらかのぅ・・・」


頼りのテレトランワンは先程から電源が切れ、全く反応がない。
困ったアルファートリンは自身の『感』だけを信じ進んでいったが、次第に霧が濃くなり枯木が怪しく茂りはじめてきた。

更には遠くから一定の間隔を置いて今まで聞いたことの無い怪しい鳴き声まで聞こえてくる。

その鳴き声は少しずつ近づいてくるようだが、霧のせいで全く姿が見えなかった。



「なんじゃあの鳴き声は・・・ワシでも聞いたことが無いものじゃ・・・」


独り言をつぶやきアルファートリンが船を止めると怪しい鳴き声も止む。


次にまた進もうとした瞬間、アルファートリンの乗る小さな船体が傾きはじめた。

「何が起こったんじゃ!?」



慌てて傾いた方を見ると見たことの無い虫がアルファートリンの船にかじりついていた。



「こりゃうめぇ!おいみんな!久々のメシだぞ!」


妙にエフェクトの利いた声がこだますると虫達は一斉に船にかじりついてきた。

自分の乗る船体だけに食らい付くならまだしも、せっかく完成したアークが食料になるのは我慢ならない。

船よりも昆虫達の方が重くなりアルファートリンは危うく船から弾き出されそうになったが、必死に舵を握ると自動帰還装置を作動させ、めいいっぱい加速させた。



「アークまで喰われてたまるものか…!」


突然の加速に耐えられず昆虫達はバラバラと船から落ちていったが、勢いの余りアルファートリンまで船から投げ出されてしまった。

自動帰還装置を作動させた船体はアークを乗せて家まで戻ってくれるだろう。
だが船から投げ出されたアルファートリンは言いようも無い危険に晒されていた。



昆虫達は餌に逃げられキーキーと悔しそうに高い声を上げていたが、次第に静かになると次の標的をアルファートリンに移した。


「おいお前ら、食事ならまだ済んじゃいねーぜ!」


掛け声と共に昆虫達は一斉にアルファートリンに飛び掛かる。



アークの賞賛を受ける前に虫の食料になるなど考えたくもない。

アルファートリンは手持ちのショットガンを構え数発撃つと今までで一番と言える早さで走り出した。

振り返る余裕もなくひたすら走るが、まだ後ろから鳴き声が聞こえて来る。
小さな丘を降る途中で不覚にも足を踏み外し転がり落ちてしまった。


上体を起こし顔を上げると一匹が飛び掛かってくる。

投げ出されたショットガンを探り当て命中させるとアルファートリンは持てる力全てを使い遠くに見える門を目掛けて走りつづけた。



生体学など詳しくなくても解る。虫達が食に餓えるほどだ、ここは薄気味悪い上に本当に何もないらしい。



やっとの思いで大きな門まで辿り着き入ると、流石に虫達も追いかけて来られないらしく立ち往生していた。




一安心し、後ろを振り返ればてっぺんが霧で見えない程大きな城。


迷い、無我夢中で走り回った老体の疲れはピークに達していた。




アルファートリンは一夜の宿を頼めないかと扉を開け中の様子を伺うが、
明かりもなく真っ暗な上に恐いほど生き物の気配がしない。



「誰か・・誰かおりませんか・・!?一夜の宿をお願いできませぬか・・!」


アルファートリンの願いが暗い城内にこだまする。もう一度呼びかけてみるが勿論、何も返ってこなかった。







『おい、道に迷ったやつか?』


『黙っていろスタースクリーム、絶対話しかけるな。』


『めったに来ない客だぜ?いいじゃねーかよ。』






アルファートリンが三度呼びかけようとした時、声が聞こえた。





「おいジジイ、道にでも迷ったか?」









続く。
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