05.15.08:40
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01.28.10:52
Belle et la bête:6
おお・・気がついたらもう1月終わりでないか・・!!
いつの間にかアニメイテッド公式にはキャラクタームービーにラチェット加わってるし、everyday新聞社HPのエンタメコーナーには「4月3日からテレビ東京系で毎週土曜AM8時から放送予定!」なんて予定にしては明確に表記してて・・。
新聞記事だし公式じゃないから何とも言えないけど、着実に放送に近づいてるんだね・・!!!いくら構成を練り直すとしても楽しみで仕方ない!!ウィキ先生は声優さんまで明記してたよ笑)
にしても、英語版を何話か見てしまった為に向こうの声優さんの声が頭に染み付いてる・・。私的にはバルクヘッドの声が一番気になる!!今すごい自分内でブーム!!めっさ可愛い子だよ、ミスター・ドジっ子w
あと密林さんから誘惑メールもきた!!玩具!顔がいい!価格的にもお手ごろで気が付いたら全員買ってそうな感じだ・・。TFK終わるまで無駄使いしません。欲しがりません、行くまでは!
わたわたして一週間以上も放置していたのに、その間にも沢山の温かい拍手を有難うございます・・!!
これからもよろしくお願いいたします!
素敵メッセージにここでお返事させていただきます!遅くなりすみません。。(以下反転)
→1/17 08:28様 原作が凄いので私は完全に乗っかっているだけです・・!それでも更新をお待ちいただけるなんて光栄です!!これからも面白・シリアスに進めていきますので宜しくお願いします!
●続きを読むにBelle et la bête:6(メガ×オプ)を上げます。●
デ軍ファミリーの日常が垣間見える回。サンクラが完全にドジっ子w
アストロは出せたけどラムジェットとか出せない。役がない・・!
(他小説はカテゴリーからどうぞ!!)
「Belle et la bête:6」
「晩餐の・・支度が出来ました。メガトロン様がお待ちです。」
ドアの向こうから控え目に声がかかると、今まで賑やかに騒いでいたスカイワープ達が一瞬にして静まり返る。振り返ると黄色いモノアイを光らせて一体の家臣が立っていた。
「晩餐…?」
「えぇ、食事はメガトロン様のご指示で一緒でなければならないと・・・」
ここで聞く筈のない単語に思わず聴覚センサーの機能を疑った。
さっきまで人を怒鳴り付けていたくせに晩餐とは、一体どういうつもりか。
あんな乱暴者と一緒に食べるなど、冗談にも程がある。
「済まないが、今は食べたくない。」
答えが「NO」なのは勿論判って聞いてきたらしく、丁寧に断りを入れると家臣は『やっぱり』という顔をした。だが彼は引き下がる気配を見せなかった。いや、多分引き下がれないのであろう。
「しかし…今、召し上がらなければ」
「解ってくれ。今日は色々な事がありすぎた。今は食べたい気分ではない。…そう伝えてくれ。」
メガトロンと顔を合わせたくないのも理由にあるが、それ以上にアルファートリンの事が気にかかりとても食べる気分になれない。
静かな口調で伝え、しんしんと降り積もる外の景色に顔を向けると視界の端で家臣が力無くモノアイを点滅させていた。
「…解りました。」
ところが丁寧な断りを入れてから30秒もしないうちに当事者が物凄い足音を立ててやってきた。
彼を制止する声も聞こえるが、今にも壊れんばかりにドアが叩かれる。
「貴様!!なぜ晩餐に降りて来ない!!」
「食べる気分ではない。家臣にきちんと伝えた筈だ。」
はっきり言われた事に驚いたのか見えずともドアの向こうで一瞬、ためらう様子が解る。
「…この俺様が言っているというのに貴様は一体…!」
「だからだ。暫く放っておいてくれないか?」
「……いいだろう!!だが覚えておけ!俺様と晩餐をするというまで貴様に飯は与えん!!スタースクリーム!見張りをたてておけ!!」
メガトロンは吠えるように言うとまた城が揺れるほどの足音を立てて去って行った。
とりあえずは扉も壊されず事なきを得た。
ああは怒鳴っていてもすんなりと引き下がってくれたのは意外だったが、それにしてもどうして彼は毎回あんなに気が立っているのだろう。
どこか理解仕切れないこの状況を考えているとスカイワープ達は先程の修羅場が終わるのを待っていたらしく、あくびをしながら飛び立ってきた。
「何でぃお前、相当強気だなぁ。」
「私は自分の意志を素直に伝えただけだ。」
「素直にねぇ…。」
スカイワープがため息を着きながらふわふわと飛んでいくと、その向かいから色違いジェットが飛んできた。
「貴様とは…さっきから何度も会ってるな。俺様はスタースクリームだ。」
「…君がメガトロンの右腕かい?」
「右腕だぁ?誰があんな堅物の!俺様は誰の物でもないんだよ!!」
どうやら色が違えば性格も全員真逆のようだ。
右腕か?という質問に否定したが、三体の中ではこのスタースクリームが色んな意味で一番上に見える。
「サンダークラッカー!お前はこいつの見張り役で残れ。」
「はぁ?!俺かよ!」
「後の奴らはメガトロンが呼んでたぞ。」
スタースクリームは慣れた手つきで指示を出すと、家臣達を引き連れ出て行ってしまった。
サンダークラッカーと二人取り残され、人数がいなくなった部屋は気温が下がり自分の息が白く、はっきりと見える。
見張り役とはいえ、今日出会ったばかりの自分と二人きりで取り残されたサンダークラッカーは気まずそうに部屋をうろうろしていた。
「大丈夫だ。私は逃げたりしない。」
見張りを解いて欲しいという意味ではなく、どちらかと言えば先程から外の景色を見たりクローゼットを開けたりと落ち着かない様子の彼のために言った一言だった。
私の言葉を聞いてか聞かぬか、返事こそなかったがサンダークラッカーはこちらをちらりと見てクローゼットを閉めると、自分を通り越して扉に向かっていく。
少しドアを開けたらしく凍てつくような冷気が床を這って進入してきた。
「・・・メガトロン様はあんな見た目だけど…悪い人じゃないからな。」
「・・・?」
「廊下にいるから、何かあったら言えよ。」
彼は一度も振り向くことなく一方的に喋ると部屋から出ていった。
二人きりが嫌だったのか、自分の言葉を信じたのかどちらなのかは解らないが彼もいなくなり本当に一人きりになってしまった。
「悪い人ではない…か。」
ソファーに腰を下ろし天井を見上げるとサンダークラッカーの残した言葉がブレインサーキット内をよぎる。あんな乱暴者でも、少なからず家臣達からは信頼を得ているようだ。
しんしんと言う音が聞こえそうな程の静けさ。
メガトロンはあの後、どうしたのだろうか・・。
無意識のうちにうたた寝をしていたらしく突然、ガタンという音がして目が覚めた。
何かがぶつかったような音だが室内を見渡しても物が落ちた形跡はない。
風で窓が揺れたせいかと思いそちらに顔を向けるともう一度、ガタンっと音がした。
ドアの向こうから控え目に声がかかると、今まで賑やかに騒いでいたスカイワープ達が一瞬にして静まり返る。振り返ると黄色いモノアイを光らせて一体の家臣が立っていた。
「晩餐…?」
「えぇ、食事はメガトロン様のご指示で一緒でなければならないと・・・」
ここで聞く筈のない単語に思わず聴覚センサーの機能を疑った。
さっきまで人を怒鳴り付けていたくせに晩餐とは、一体どういうつもりか。
あんな乱暴者と一緒に食べるなど、冗談にも程がある。
「済まないが、今は食べたくない。」
答えが「NO」なのは勿論判って聞いてきたらしく、丁寧に断りを入れると家臣は『やっぱり』という顔をした。だが彼は引き下がる気配を見せなかった。いや、多分引き下がれないのであろう。
「しかし…今、召し上がらなければ」
「解ってくれ。今日は色々な事がありすぎた。今は食べたい気分ではない。…そう伝えてくれ。」
メガトロンと顔を合わせたくないのも理由にあるが、それ以上にアルファートリンの事が気にかかりとても食べる気分になれない。
静かな口調で伝え、しんしんと降り積もる外の景色に顔を向けると視界の端で家臣が力無くモノアイを点滅させていた。
「…解りました。」
ところが丁寧な断りを入れてから30秒もしないうちに当事者が物凄い足音を立ててやってきた。
彼を制止する声も聞こえるが、今にも壊れんばかりにドアが叩かれる。
「貴様!!なぜ晩餐に降りて来ない!!」
「食べる気分ではない。家臣にきちんと伝えた筈だ。」
はっきり言われた事に驚いたのか見えずともドアの向こうで一瞬、ためらう様子が解る。
「…この俺様が言っているというのに貴様は一体…!」
「だからだ。暫く放っておいてくれないか?」
「……いいだろう!!だが覚えておけ!俺様と晩餐をするというまで貴様に飯は与えん!!スタースクリーム!見張りをたてておけ!!」
メガトロンは吠えるように言うとまた城が揺れるほどの足音を立てて去って行った。
とりあえずは扉も壊されず事なきを得た。
ああは怒鳴っていてもすんなりと引き下がってくれたのは意外だったが、それにしてもどうして彼は毎回あんなに気が立っているのだろう。
どこか理解仕切れないこの状況を考えているとスカイワープ達は先程の修羅場が終わるのを待っていたらしく、あくびをしながら飛び立ってきた。
「何でぃお前、相当強気だなぁ。」
「私は自分の意志を素直に伝えただけだ。」
「素直にねぇ…。」
スカイワープがため息を着きながらふわふわと飛んでいくと、その向かいから色違いジェットが飛んできた。
「貴様とは…さっきから何度も会ってるな。俺様はスタースクリームだ。」
「…君がメガトロンの右腕かい?」
「右腕だぁ?誰があんな堅物の!俺様は誰の物でもないんだよ!!」
どうやら色が違えば性格も全員真逆のようだ。
右腕か?という質問に否定したが、三体の中ではこのスタースクリームが色んな意味で一番上に見える。
「サンダークラッカー!お前はこいつの見張り役で残れ。」
「はぁ?!俺かよ!」
「後の奴らはメガトロンが呼んでたぞ。」
スタースクリームは慣れた手つきで指示を出すと、家臣達を引き連れ出て行ってしまった。
サンダークラッカーと二人取り残され、人数がいなくなった部屋は気温が下がり自分の息が白く、はっきりと見える。
見張り役とはいえ、今日出会ったばかりの自分と二人きりで取り残されたサンダークラッカーは気まずそうに部屋をうろうろしていた。
「大丈夫だ。私は逃げたりしない。」
見張りを解いて欲しいという意味ではなく、どちらかと言えば先程から外の景色を見たりクローゼットを開けたりと落ち着かない様子の彼のために言った一言だった。
私の言葉を聞いてか聞かぬか、返事こそなかったがサンダークラッカーはこちらをちらりと見てクローゼットを閉めると、自分を通り越して扉に向かっていく。
少しドアを開けたらしく凍てつくような冷気が床を這って進入してきた。
「・・・メガトロン様はあんな見た目だけど…悪い人じゃないからな。」
「・・・?」
「廊下にいるから、何かあったら言えよ。」
彼は一度も振り向くことなく一方的に喋ると部屋から出ていった。
二人きりが嫌だったのか、自分の言葉を信じたのかどちらなのかは解らないが彼もいなくなり本当に一人きりになってしまった。
「悪い人ではない…か。」
ソファーに腰を下ろし天井を見上げるとサンダークラッカーの残した言葉がブレインサーキット内をよぎる。あんな乱暴者でも、少なからず家臣達からは信頼を得ているようだ。
しんしんと言う音が聞こえそうな程の静けさ。
メガトロンはあの後、どうしたのだろうか・・。
無意識のうちにうたた寝をしていたらしく突然、ガタンという音がして目が覚めた。
何かがぶつかったような音だが室内を見渡しても物が落ちた形跡はない。
風で窓が揺れたせいかと思いそちらに顔を向けるともう一度、ガタンっと音がした。
音は反対側の扉からだ。
何かあったのかと思い立ち上がると迷わずノブに手をかける。一呼吸置いてその手をゆっくりと下ろした。
少しだけ開けて廊下を伺うが誰もいない。音の正体が解らず更に少しだけ開けると足元から小さな寝息が聞こえてきた。
何かあったのかと思い立ち上がると迷わずノブに手をかける。一呼吸置いてその手をゆっくりと下ろした。
少しだけ開けて廊下を伺うが誰もいない。音の正体が解らず更に少しだけ開けると足元から小さな寝息が聞こえてきた。
「・・なるほど。」
目線を下に落とすと、床に座りドアにもたれながらサンダークラッカーが眠っている。
さっきの音はもたれかかった時にしたものだろう。
見張りも寝ていれば辺りに誰の気配もない。
お腹も空いたことだ。少し場内を歩き回ろうと考え、眠るサンダークラッカーに毛布をかけると部屋を後にした。
=============================
=============================
「あー!せっかくの料理が台無しじゃねーかよ!」
厨房担当のアストロトレインが鍋一杯に残っている料理を見て嘆く。
「全くだぜレーザーウェーブ!お前センスねーな。俺様が行ってれば今頃あの料理も無くなってー・・」
「スタースクリーム、お前が行ったらもっとややこしくなる。」
「なっ・・!」
「やーい。サウンドウェーブに馬鹿にされてら!」
「フレンジー・・てめえ!!」
スタースクリームがサウンドウェーブの後ろに隠れながら馬鹿にするフレンジーに飛び掛ろうとした瞬間、ラウンジの扉が開いた。
「・・ここは・・?」
話題の主、オプティマスが現れ一同は驚いた。
サンダークラッカーは何をやっているのか、と。
「お前・・サンダークラッカーはどうした!?」
「あぁ、彼なら・・廊下で寝ていたよ。」
スタースクリームが慌てて質問するも、何ともお粗末な答えが返ってきた。
一同がはぁーっと頭を抱えてお互いを見合わせる。
「まぁ、あいつの事はいい・・。で、何か用か?」
「少しお腹が空いた。何かもらえると・・有難い。」
オプティマスが控えめに発した言葉にフレンジーが目を輝かせて一番に反応する。
「なぁ聞いたか??お腹が空いたってよ!!」
「・・腹が減ったってか。全く手のかかる奴だなテメーは。おい!アストロトレイン!」
スタースクリームの掛け声と共にアストロトレインが火を起こす。
サウンドウェーブとフレンジーが食器を用意し始めるとレーザーウェーブが奥から慌てて飛んできた。
「スタースクリーム!メガトロン様のお言葉を忘れたのか!?!」
「関係ねーよ。別に見てなきゃいいんだろ。」
「しかし・・!!」
「貴様、俺の料理は食わせられねーって言うのか!?あぁ!?」
レーザーウェーブが途中まで言いかけるとアストロトレインが血相を変えてやってきた。
「違う、そうではない!メガトロン様はー・・」
「じゃあ黙って見てろ!執事頭さんよ!!!」
===============
「とても美味しかった。ありがとう。」
出された料理はどれも素晴らしく、あのぶっきらぼうなコックが作ったとは思えないほど繊細なものだった。最後にフレンジーがエネルゴンティーを出してくれ一息ついていると、レーザーウェーブとスタースクリームがやってきた。
「さあ、今夜はもう遅いですからお休み下さい。」
「そうしたいところだが、お腹が一杯で直ぐには眠れそうにない。城の中を少し見てもいいか?」
レーザーウェーブが私の質問に答えようとモノアイを光らせた瞬間、スタースクリームが口を開いた。
「勝手に見ろよ。俺達だってお前の監視ばかりが仕事じゃねぇ。」
「ちょ・・スタースクリーム!」
発言するスタースクリームを制してレーザーウェーブがこそこそと耳打ちをする。
『勝手に見られては困る場所があるだろう・・!』
『だったら全部テメーで面倒見やがれ!俺は御免でさぁ!!』
残念ながら耳打ちの割に二人の声が大きい為、全部聞こえてしまっている。勝手に見られては困る場所とは、最初にメガトロンが物凄い剣幕で言っていたあの部屋のことだろうか。
これは部屋の正体を知るチャンスかもしれない。
「レーザーウェーブ、君ならこの城の隅々まで知っているのだろうな。是非にも君の知識を聞かせてほしい。」
「いや私など・・その、はぁ・・。実は・・そうでございます。」
レーザーウェーブは乗せられたとも気付かず、恐縮そうに返事をしながらも表情は優越感に浸っていた。
続く
続く
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