05.15.08:30
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12.19.22:53
「Belle et la bête:5」
ほああああ・・!まだ!密林さんからDVDが!こ・な・い!!明日か!?明日なのか!?!
そう。我が家のPC寿命が危なくて今日は秋葉原にいってきました。
私、有楽町にするか迷ったんです。
アキバにしてよかったーーーーー!!!
だって・・・バンビーちゃんいたんです。
そりゃもう、男に混ざって根性むき出しで写メ撮りまくってしまいました・・!怪しいと思われてもいい。
だが待ってくれお姉さん。私に店頭PRをさせてくれー!!
白人親子がいて、子供よりパパのほうが展示品を夢中になって写真撮ってたのがよかったな~。
今日は記念の一枚を貼り付けておきます!また他の展示は後日・・!
いつも温かい拍手を有難う御座います・・!!私の命綱です!!
●続きを読むに「Belle et la bête:5」あげます!!デ軍、主要ファミリー登場!
他、小説はカテゴリーからお入り下さい。
鳥が通れるほどしかない小さな窓から目を細めて下を見る。
乱暴に乗り物に乗せられ城から追い出されるアルファートリンの姿が見えた。
繋がりなど全くないが、どんな事があってもアルファートリンは私の味方でいてくれるたった一人の家族だ。
これから身代わりとして永遠にここにいなければならないのに、きちんと別れを告げることも出来なかった。
「Belle et la bête:5」
「あんなオートボット残してメガトロンの奴、頭おかしくなったのか?」
「メガトロン様の事だ。何かお考えがあって・・・」
廊下で雑談をする二人の後ろから大きな影が落ちると突然、スタースクリームの体が宙に浮く。
「俺様をバカ呼ばわりとはスタースクリーム・・いい度胸だな。」
「メ、メガトロン様・・・!い、いや俺がそんなことを言うはずー・・」
メガトロンは言い訳するスタースクリームを今にもスクラップにせんと掴む手を強める。
レーザーウェーブは必死に手から抜け出そうとするスタースクリームを呆れた様子で見上げると、あっと思い出し何か言いたげな様子で目線をメガトロンに移した。
「あの、お言葉ですがメガトロン様・・・。身代わりといえども、あのオートボットは一生をここで過ごすのですから、部屋をお与えになっても宜しいかと・・」
尚もじたばたと暴れるスタースクリームを問い詰めながらレーザーウェーブの話しを聞くと、メガトロンは鼻を鳴らした。
「・・ふんっ。スタースクリーム、命拾いしたな。」
メガトロンはスタースクリームをおもちゃのようにぽいっと投げ捨てると、オプティマスのいる牢獄へ向かった。
いきなり投げ出されたスタースクリームは飛行体勢を取る間もなく木葉のように床に落ちる。
「お・・お前、俺様を見捨てただろ・・・!」
「・・・私は礼を言われてもいいぐらいだと思うが。」
=======
重い足音が聞こえる。メガトロンが帰ってきたらしい。
窓から目線を離さずにいても彼の大きな体が視界の端に映り込む。
今は顔も見たくない。構わず外の景色を見続けていると意外な言葉が聞こえてきた。
「貴様に部屋を与える。」
考えもしなかった展開に思わず振り返ると、そこには先程とは違い明かりの元に己の姿をさらしているメガトロンがいた。
顔を見て、瞬時に驚きから警戒心に気持ちが切り替わる。
「・・私はここで過ごすのかと思ったが?」
目を細め強い眼光を飛ばしながら静かに、そして少し突き放すように言う。
メガトロンの表情が一瞬、固まったが直ぐにまた苛立った顔付きになった。
「貴様は…ずっとここにいたいのか!?」
「いや・・」
「ならばついて来い!!」
命令口調で言葉を吐き捨てるとメガトロンは階段を降りて行った。
「スタースクリーム!!」
======
先程、自分を牢獄に導いたのと同じ青い光が先導する。
身代わりとして捕らえた割に、部屋を与えると言い出すメガトロンの心境がどうにも理解できない。見た目は怪物のようだが中身は違うのだろうか。
次にどんな行動をしてくるか解らないが、今は大人しくついていくのが得策だろう。
スタースクリームは後ろのオプティマスをちらりと見て、こっそりメガトロンに話しかける。
『メガトロン様、何でオートボットを残したんですか?』
『・・首が飛びたくなかったら黙っていろ。』
前を見たまま表情一つ変えずに答えるメガトロンにスタースクリームはちぇっと舌打ちすると、大きく旋回して飛んで行った。ふて腐れて先に行くスタースクリームを気に止めることもなく、メガトロンは口を開く。
「城の中ならどこに行っても構わない。西の外れの部屋以外はな。」
「・・そこに何かあるのか?」
「行くな!!」
メガトロンは振り返り怒号の如く言い放つ。
オプティマスはさっきまでの命令口調とは違う、メガトロンの異様な拒絶ぶりが気になった。
「貴様は…ずっとここにいたいのか!?」
「いや・・」
「ならばついて来い!!」
命令口調で言葉を吐き捨てるとメガトロンは階段を降りて行った。
「スタースクリーム!!」
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先程、自分を牢獄に導いたのと同じ青い光が先導する。
身代わりとして捕らえた割に、部屋を与えると言い出すメガトロンの心境がどうにも理解できない。見た目は怪物のようだが中身は違うのだろうか。
次にどんな行動をしてくるか解らないが、今は大人しくついていくのが得策だろう。
スタースクリームは後ろのオプティマスをちらりと見て、こっそりメガトロンに話しかける。
『メガトロン様、何でオートボットを残したんですか?』
『・・首が飛びたくなかったら黙っていろ。』
前を見たまま表情一つ変えずに答えるメガトロンにスタースクリームはちぇっと舌打ちすると、大きく旋回して飛んで行った。ふて腐れて先に行くスタースクリームを気に止めることもなく、メガトロンは口を開く。
「城の中ならどこに行っても構わない。西の外れの部屋以外はな。」
「・・そこに何かあるのか?」
「行くな!!」
メガトロンは振り返り怒号の如く言い放つ。
オプティマスはさっきまでの命令口調とは違う、メガトロンの異様な拒絶ぶりが気になった。
“彼は何かを隠している”、と。
「ここがお前の部屋だ。」
立ち止まり、通された部屋は客間のようだ。
「ここがお前の部屋だ。」
立ち止まり、通された部屋は客間のようだ。
必要最低限の物しかなさそうだが牢獄にいるよりかはいい。
「・・用があれば城を飛び回っている奴らに言え。」
用件だけ言い残すと彼は乱暴にドアを閉め、去って行った。
「・・用があれば城を飛び回っている奴らに言え。」
用件だけ言い残すと彼は乱暴にドアを閉め、去って行った。
静かな部屋に勢いよく閉められたドアの音が響く。薄く光が指す窓辺に目を向けると外は積もるほど雪が降っていた。
メガトロンは捕虜の自分に何故、部屋を与えたのか。そして頑なに何を隠しているのだろうか。
時間はかかりそうだが両者とも知る必要がありそうだ。
しばらく景色を眺めていると扉をノックする音が聞こえた。
振り返ると赤いバイザーを光らせてくる自分の手より少し大きいロボットと、それより更に小さいロボットがティーセットを持ってきている。
「大変だったなお前。俺はフレンジー、よろしくな!まぁせっかくここに来たんだからよ!サウンドウェーブ自慢のお茶、飲んだ方がいいぜ!」
フレンジーはそう言うとオプティマスに煎れたてのエネルゴンティーを差し出した。
「ありがとう。」
温かなお茶を一口飲むとほのかに甘い香りが口に広がり、確かに美味しい。一日で全てを失ってしまった喪失感をゆっくりと癒してくれる。
「なぁどうだ?美味しいだろ?!」
「あぁ、こんなに美味しいエネルゴンティーは始めてだ。城の事を君からも聞きたいが、先程から覗いている二人からも話しを聞こうか。」
えっ?っと言いながらフレンジーが振り返ると扉の隙間から黒と水色、2体のジェットロンが覗いている。
「なんでぃ、もうバレてたか。」
黒いジェットロンがつまらないと言わんばかりに入ると、追いかけるように水色ジェットロンが飛んできた。
色違いで型はメガトロンと一緒にいた奴と同じようだ。
「俺はスカイワープ。こいつはサンダークラッカー。お前、じいさんの代わりによく捕虜になろうなんて思ったな。」
「アルファートリンは私のたった一人の家族だからな。私が代わりの捕虜になるのは当然の事だ。」
「へぇ・・」
スカイワープは納得いかなそうな返事をするとフレンジーの横に降り立ち、サンダークラッカーは興味津々の様子で自分の周りを一周してから同様に降り立った。3体が何やら議論を繰り広げているとまた扉をノックする音が聞こえてきた。
「晩餐の・・支度が出来ました。メガトロン様がお待ちです。」
続く。
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